舩木伸児




布志名舩木窯は島根県松江市のすぐ近く、宍道湖南岸の湖畔にあります。
江戸時代中期舩木与次兵衛村政が布志名に移り住みその三人の子がそれぞれ窯元を形成します。
そのうちの一家が1845年に分家してできたのが現在の舩木窯です。
大正時代には国内外の博覧会に出品して受賞する事も多く、欧米への輸出も盛んに行われました。

四代道忠は日本美術学校を卒業した後、柳宗悦、濱田庄司、河井寛次郎、バーナード・リーチといった人々との交流を通じ個人作家として独自の作風を築きあげました。
また布志名黄釉を完成させて1962年島根県無形文化財指定保持者に認定されました。

五代研児は英国中世の陶器や17〜18世紀に盛んに作られた化粧泥で模様をほどこす
スリップウェアに魅せられ、バーナード・リーチのすすめで、1967年に渡英したのを機にこれらの技法を本格的に取り入れました。大鉢やハンドル付のピチャーなど代表作は多く、
国内は勿論英国ビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムなど各所にパブリックコレクションされています。

現在は伸児が舩木窯の伝統や持ち味を踏まえながら、独自の意匠で創作を続けています。
その趣味性やスリップウェアの技法やわらかな光沢の有る釉薬などが主な特徴といえます。

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